X（旧Twitter）で話題のAI「Grok」を使ってみたいけど、どうやって始めればいいか分からない…そんな方も多いのではないでしょうか。

Grokは2025年2月から無料でも利用可能になり、日本語にも対応。
ChatGPTとは違った魅力を持つAIツールとして注目を集めています。

この記事では、Grokの基本的な使い方から、X上での活用方法、スマホでの利用方法まで、初心者の方でもすぐに使いこなせるよう詳しく解説していきます。

そもそもGrokとは？

イーロン・マスクが率いるX社が開発したGrokは、2023年11月に初めて公開されました。最大の特徴は、Xの投稿データにリアルタイムでアクセスできることです。

これにより、今話題になっている出来事や、最新のニュースを踏まえた回答が可能になっています。

次に、ユーモアのある回答スタイルも特徴的です。
通常モードとFun Modeという2つのモードがあり、Fun Modeでは冗談を交えた親しみやすい会話を楽しめます。

さらに、テキストだけでなく画像の生成や編集もできる点も魅力です。
最新のFlux.1モデルを採用しており、高品質な画像を作成できます。

Grokの機能と使い方

Grokを使い始めるには、いくつかの方法があります。
順番に説明していきます。

X（Twitter）から直接使う方法

Xのユーザーであれば、最も簡単にGrokを使い始められます。

まずXにログインし、画面左側のメニューに「Grok」という項目をクリックすると、右側にチャット画面が開きます。

入力欄に質問や指示を入力して送信すれば、すぐに回答が返ってきます。
「今日の株式市場の動向を教えて」と入力すれば、X上の最新の投稿や議論を踏まえた分析が表示されます。

Xの公式サイトから使う方法

Xのアカウントを持っていない方や、Xとは別の環境で使いたい方は、Xの公式サイト（x.ai）から直接アクセスできます。

サイトにアクセスしたら、Xアカウントまたはグーグルアカウントでサインインします。

無料プランでは2時間に10回までメッセージを送信できます。

たとえば「プレゼンテーション資料の構成について相談したい」といった具体的な相談から始めてみるのがおすすめです。

リプライの要約・分析機能

話題になっているポストには大量のリプライが付くことがあります。

Grokを使えば、これらのリプライを瞬時に要約できます。
企業の広報担当者であれば、自社の発表に対する反応を素早く把握できます。

個人でも、自分の投稿がどのように受け取られているか客観的に知ることができます。

ポスト作成支援

Xでの発信力を高めたい方にとって、Grokのポスト作成支援機能は強力な味方になります。下書きを入力して「このポストをより魅力的にして」と依頼すれば、文章の推敲や適切なハッシュタグの提案をしてくれます。

また、「このテーマで注目を集めるポストの書き方を教えて」といった相談もできます。
過去の人気ポストの傾向を分析し、効果的な発信方法を提案してくれます。

AIによる画像生成

画像を生成するには、まず「夕暮れの海辺に立つ灯台の画像を生成して」のように、作りたい画像の内容を具体的に説明します。

数秒から数十秒待つと、指示に基づいた画像が生成されます。

画像編集機能の活用

生成した画像や手持ちの画像を編集することもできます。

「この画像の背景を夜景に変更して」「人物の服装を青いスーツに変えて」といった指示で、既存の画像を思い通りに加工できます。

この機能は、SNS用の画像作成や、プレゼンテーション資料の準備に特に便利です。
写真撮影が難しい状況でも、必要な画像を手軽に準備できます。

Grokを利用する際の注意点

Grokを利用する際に注意するべき点として、以下のようなものがあります。

非公開アカウント(鍵アカウント)での利用

非公開設定にしているアカウントの投稿内容は、Grokのデータ収集対象にはなりません。そのため、ポスト内容などを参照した回答を行うことはできません。

同時に、自身のプライバシーも保護されるため、安心してポストを行うことができます。

データの取り扱いについて

Grokに入力した内容は、サービス改善のために一定期間保存されます。

学習データとして使われたくない場合は、Xの設定から「Grokでのデータ使用を許可しない」を選択できます。

この設定を行うことで、自分の投稿がGrokの学習データから除外されます。

企業の公式アカウントや、センシティブな内容を扱うアカウントでは、この設定を確認しておくことをおすすめします。

Grokの料金プラン

利用目的に応じて、最適なプランを選ぶことが重要です。

無料プランでできること

無料プランでも基本的な機能は十分に使えます。

テキストでの質問は2時間に10回まで、画像生成は1日3枚までという制限がありますが、個人利用であれば不便を感じることは少ないでしょう。

質問回数の制限は2時間ごとにリセットされるため、計画的に使えば1日を通して活用できます。

有料プランでできること

頻繁に利用する方や、ビジネスで活用したい方には有料プランがおすすめです。

ベーシックプラン（月額368円）では制限が緩和され、プレミアムプラン（月額980円）では優先的なアクセスが可能になります。

最上位のSuperGrokプラン（月額約4,500円）では、音声対話や高度な推論機能が使えます。
まずは無料プランで試し、必要に応じてアップグレードを検討するといいでしょう。

まとめ

Grokの使い方について、基本から応用まで詳しく解説してきました。

今回の記事のポイントをおさらいしましょう。

• Grokは無料でも始められ、2時間に10回のテキスト送信と1日3枚の画像生成が可能
• X（Twitter）との連携により、リアルタイムの情報分析や世論把握に優れている
• 日本語に完全対応し、スマホアプリでどこでも利用できる
• 用途に応じた料金プランがあり、まずは無料版で試すことができる

Grokは最新情報を反映した回答が得意な、新世代のAIツールです。
無料プランから始めて、自分に合った活用方法を見つけてみてください。

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